半・社会人の取りとめもない雑記。


by yuu-siesta

#6 恩師のうた

部屋を整理していたら、ある絵葉書が出てきた。
コスモスの写真が表の、乱雑な字のはがき。

中学時代のハンドボール部の顧問から、去年もらったものだ。
原田先生という。
赤ら顔で、泉谷しげるのような気のいいおっさんだ。(あんな乱暴じゃないけど)
ひょうきんで、誰からも好かれる、永遠の青年。
職員会議で、真剣に「学校の中に川を作りたい」と発言したという伝説もある。

彼と私の出会いは劇的だった。
体育の担当だった先生の初めての授業の、点呼の最中。
「11番、加藤」
「はい」
「おまえ、ハンド部入らないか?」

唐突でみんな爆笑だったけど、私はその一言であっさりと入部した。
そして今もスポーツをやめれず、ここにいる。
そんな先生が定年退職をして、しばらく姿を消した。
その時、このはがきは届いた。
はがきには、原田先生お得意の詩が書かれていた。


            貴女のシュートがゴールの白赤の枠にカーンと当たる音が

                     今でも耳に残っている

                    あの日の光、カラスの歌、

              青木の大きな葉、かさかさと古葉が走ってゆく音

                      あの音も、この音も

                    グラウンドをかけめぐった音

                   もう一度あの音に会いたいです

                   あの音は 原田の中の 1ページ


原田先生に出会ったから、今の私がいる。
先生、お元気ですか。
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by yuu-siesta | 2004-11-24 23:28 | favorite now!!