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半・社会人の取りとめもない雑記。


by yuu-siesta

100%の話

中学高校時代の親友と再会した。
会うのは2年ぶり?
ちゃんと話すのはおそらく、5年ぶり以上かもしれなかった。
本当なら、もう一人の親友にもここにいてほしかったのだけど。

よく部活の帰り、3人でいろんな話をして、モメた。
正しくは、2人がモメるので、いつも中立の立場をとっていた。
あんなにたくさん言い争ったくせに、
その中身を私はひとつも覚えていなかった。

彼女が「『100%の話』を覚えてる?」と聞いた。
私には、なんのことやらさっぱり。
まったく覚えていないと答えると、彼女は衝撃を受けていた。
私に関する争いごとだったらしい。
私は部活の他に、個人的に音楽もやっていた。
そのふたつに対して「双方に100%の姿勢」で両立させていたつもりだけど、
もう一人の友人に言わせれば、「それは50%、50%だ」と。
身に覚えがないので、当の友人に電話して真相を明らかに。
「確かに言ったね」

人の記憶とは、不思議だ。
鮮明に覚えてるものと、まったく覚えていないもの。
そのボーダーはどこにあるのか。
忘れたいものこそ、忘れられないものだったり。
忘れたくないはずなのに、忘れてしまったり。

3人集まれば、わりと鮮明な思い出が完成するかもしれない。

それから、私は忘れやすい性分なのだと気づいた。
前からも薄々感づいてはいたけど。
人は忘れたくないこと・忘れちゃいけないことは、
なんらかのカタチで記憶に残そうと無意識のうちにするもの。
キンモクセイにそれを残そうとしたのも、無意識だと。
忘れてはいけないことを、私はうっかり忘れる。
確かに、そういう人間には後悔が付いて回らない。
得といえば得だけど、あまり成長につながらない。

まだまだ、彼女たちから学ぶことは多い。
あのころ、長い時間を共にして学んだり感じさせられたことよりは
強烈ではないかもしれないけど。
あの時私に、向上心と、人を羨む心と羨まれる心、
人を妬む心と妬まれる心を教えてくれた。

負けたくない、好きな自分でありたい、
そうなれるように努力しなければならない、
そういう思いを教えてくれた人たち。

私は自分に胸を張れる自分である、
人がうらやむような要素を持っている、
そういう自信を教えてくれた人たち。

負けず嫌いを教えてくれた彼女たちに、
自分の弱みも含めて自分だ、と受け入れるゆとりを学ぶ時が来た。

私の100%なんて、しょせん100%なんかじゃない、
それでもいいじゃないか、頑張れたなら、
と思える日が来たらいいなぁと思う。

What we gonna do is go back.


マジメに書いてしまったなぁ。
by yuu-siesta | 2008-09-14 11:31 | diary